
体型カバーで美脚見え!
大人女子のワイドパンツ着こなし術17選
ほどよく力の抜けた大人コーデを叶えてくれるワイドパンツは、カジュアルからきれいめまでどんなスタイルにも合わせることができる、ワードローブになくてはならない定番アイテムです。
一方で、気になる下半身をカバーしてスタイルUPを叶えてくれる反面、バランスを間違えると野暮ったく見えてしまうことも。
ワイドパンツは大きな面積を占めるアイテムだからこそ、トップスとのバランスやシューズの合わせ方など、ちょっとした着こなしのポイントを押さえることが大切です。
そこでこの記事では、2022年夏のトレンドを取り入れつつ美脚&着痩せが叶うおすすめコーデを、アイテム別にたっぷりご紹介します。
Contents
目次
【ワイドパンツの種類を押さえよう】
ワイドパンツは幅が広くゆったりとしたシルエットのパンツのことを指す言葉ですが、ひと口にワイドパンツといっても、「ガウチョパンツ」や「バギーパンツ」などさまざまなタイプがありますよね。いまいち違いがわからないという方のために、それぞれの違いをお伝えします。
ワイドパンツ
幅広でゆったりとしたシルエットのパンツの総称。幅や丈の長さに特別な規定はなく、メンズ・レディース問わずゆったりシルエットのパンツはすべて「ワイドパンツ」と言えます。
バギーパンツ
バギーパンツは全体に幅広のパンツで、腰から裾までのラインがほぼストレートであることが特徴です。気になる太もも周りをカバーしつつ脚長効果も期待できるアイテム。
ガウチョパンツ
ガウチョパンツは裾に向かって広がるシルエットが特徴のパンツで、一般的に膝下~7分丈のものを指します。南米で牧畜に従事するカウボーイ「ガウチョ(gaucho)」が着用していたゆったりとしたボトムスが由来。
スカーチョ
スカーチョは、まるでスカートのように見えるガウチョパンツのこと。スカートとガウチョを掛け合わせた造語です。丈は7分丈のものが一般的。
スカンツ
スカンツは、スカートのようなワイドパンツ。スカーチョと似ていますが、スカンツの方が丈が長いのが特徴です。動きやすさとフェミニンさを兼ね備えたアイテム。
【ワイドパンツの着こなしの6つのポイント】
- 脚長効果を狙うならトップスはコンパクトにまとめて
- 体の細い部分を見せることでスタイルUP効果を狙う
- 女性らしさを出すならシューズ選びも重要
- 小柄さんはハイウエストデザインをチョイス
- 腰張りさんは落ち感のある素材選びを意識して
- 素材選びで軽さと季節感を
脚長効果を狙うならトップスはコンパクトにまとめて
ワイドパンツコーデで脚長効果を狙うコツは、ウエスト部分を隠さないこと。インスタイルで着こなすかコンパクトな着丈のトップスを選んで下半身の割合が大きくしてあげると、脚長効果が期待できます。
体の細い部分を見せることでスタイルUP効果を狙う
コーデ全体の中で、足首やウエスト、鎖骨といった女性らしい華奢さをアピールできる部分を出してあげると、その部分に目が行くことでスタイルUP効果が狙えます。体型カバーできるアイテムだからといって全体的にゆったりとしたシルエットでまとめてしまうと、逆に着太りして見える恐れがあるので要注意。
女性らしさを出すならシューズ選びも重要
ワイドパンツはどちらかというとマニッシュでハンサムな印象があるアイテムです。フェミニンさをプラスしたい時には、足元にヒールのあるシューズを選ぶのが簡単。これからの季節なら、軽さと女性らしさが出せる華奢なヒールサンダルがおすすめですよ。
小柄さんはハイウエストデザインをチョイス
小柄さんがワイドパンツを選ぶポイントは、ハイウエストデザインを選ぶこと。上半身をコンパクトに見せることでスタイルUP効果が期待できます。また、幅が広くボリューミーなデザインより、ややすっきり目のシルエットを選んだ方が縦のラインを強調できるのでスラっと見えますよ。
腰張りさんは落ち感のある素材選びを意識して
下半身全体をカバーできるワイドパンツですが、腰まわりの張りが気になる方は素材選びにちょっぴりコツが必要です。スタイルアップ効果を狙うなら、落ち感のある柔らかな素材を選ぶようにしましょう。プリーツ素材やストライプ柄など、縦ラインを強調できるディテールを選べばさらに効果的。
素材選びで軽さと季節感を
ワイドパンツは下半身にボリュームが出るため、どうしても重さが気になりがち。夏コーデに取り入れる場合は、素材や色選びで軽さと季節感を出すのがキーポイントになります。
ワイドデニムパンツ コーデ 2選
カジュアルコーデに欠かせないデニムパンツも、ワイドシルエットを選ぶことでグッとこなれたムードに仕上がります。ライトオンスのブルーデニムを選べば、重くなりすぎず夏コーデにもぴったり。トレンドライクなクロップド丈トップスとの相性も抜群です。
#01
旬のボーダー×ワイドデニムパンツで爽やかな大人カジュアルコーデ

今シーズン注目のグリーンカラーを取り入れたボーダーのTシャツと、薄手のワイドデニムパンツを合わせてこなれムードのある大人カジュアルコーデに仕上げます。ゆったりシルエットのトップスを合わせる場合は、フロント部分を軽くタックインすることでバランスUPを狙って。
スニーカーは軽さと抜け感が出せるホワイトを、カジュアルなお洒落ムードを高めるキャップは白ロゴが映えるブラックをチョイス。ところどころに白を散りばめることで、夏らしい爽やかさが漂います。
#02
ワイドデニム×白ワンピースでこなれ感アップ

ふわっと風をはらむ軽やか素材の白ワンピースは、大人可愛い春夏コーデにぴったり。1枚で着こなすのもいいけれど、ラフなワイドデニムをレイヤードすればこなれた大人カジュアルが完成します。
ちょっぴりエスニックなジャガード柄バッグをトッピングしてスパイスを効かせると、コーデのおしゃれ感がグンとUP。ワンピースはほどよく落ち感のある素材を選び、コンパクトなまとめ髪で着こなすのがバランス良く仕上がるポイントです。
バギーパンツ コーデ3選
腰から裾にかけてのストレートラインが特徴のバギーパンツは、ハイウエストデザインを選べば脚長効果が期待できる優秀アイテム。短めトップスやタックインでウエストのラインをしっかり見せると効果的です。さらに美脚見え&大人見えを狙うなら、センタープレスデザインをチョイスするのがおすすめ。
シャツなどきちんと感のあるトップスを合わせればきれいめコーデにもぴったり。足元はヒールパンプスでマニッシュさを和らげるのがポイントです。
#03
マニッシュなバギーパンツで甘めブラウスを大人顔に

裾までのストレートラインが特徴のバギーパンツは、ワイドパンツの中でもマニッシュ感が出やすいアイテム。胸下や袖口にたっぷりギャザーを寄せたシャーリングブラウスに合わせれば、トップスの甘さをほどよく引き算して大人顔に導いてくれます。
スポーティーなスニーカーや配色ベルト、バケットハットなどあえてボーイッシュな小物を合わせ、ハイブリッドな雰囲気に仕上げるのがおすすめです。
#04
トレンドの柄シャツコーデはベージュ×センタープレスで上品に

今シーズンぜひ挑戦したい柄シャツコーデ。ちょっぴりメンズライクなオーバーサイズの幾何学柄シャツは、上品見せが叶うベージュ×センタープレスのバギーパンツと合わせれば好感度UPが狙えます。
インナーは白を選んで清潔感をプラス、足元はヒールパンプスで繋いで脚長効果を狙いましょう。インスタイルで着こなしてあげると、また違った雰囲気を演出できますよ。
#05
チェック柄バギーで着映え&スタイルUPの両方を手に入れる

トラディショナルなチェック柄のグレーバギーパンツは、きちんと感がありながらもカチッとしすぎずオンオフ問わず着まわせるアイテム。ほんのりフェミニンなギャザートップスを合わせれば、パンツのマニッシュさが和らいでちょうどよい大人バランスに仕上がります。
トップスは軽くインしてウエストベルトのメリハリ効果を引き出しましょう。仕上げにきれいめ黒小物を加え、都会的にまとめて。
ガウチョパンツ コーデ2選
「ガウチョパンツ」は膝下~7分丈のものが多いので、バランスが取りづらいと感じる方も多いかもしれません。半端丈のボトムスの着こなしに苦手意識がある方は、ふくらはぎの途中で切れる丈を避けるのがポイントです。
膝下やくるぶしぐらいまである丈を選べば、さほどバランスを気にすることなく着こなすことができるはず。短め丈のトップスを合わせたり、上半身に視線がいくような柄物を合わせたりするのも一つの方法です。
#06
ショート丈Tシャツ×長めガウチョでつくる鉄板美脚コーデ

夏のカジュアルコーデに欠かせないロゴTシャツは、長めの袖丈&コンパクト丈のシルエットが新鮮な印象。ネイビーカラーのガウチョパンツで繋げば、腰の位置が高く見えて脚長効果も抜群です。
足元はホワイトカラーのグルカサンダルでトレンド感をON。誰でもスタイル美人になれる鉄板バランスをぜひお試しあれ。
#07
レイヤードコーデはガウチョの丈感で軽さを引き出す

大人フェミニンな前開きワンピースをTシャツ×パンツにさらりと羽織るレイヤードコーデは、大人カジュアルの定番。足元にボリュームが出てしまうフル丈のワイドパンツではバランスが取りにくい…そんな時は足首がのぞくガウチョパンツで軽さを出すのが正解です。
サンダルもパンツと同色で繋いで一体感を出してあげると、脚長効果も〇。ヘアはすっきりとまとめるとバランス良く着こなせます。
イージーパンツ コーデ4選
夏らしい涼しげムードと軽やかさが出せる「イージーパンツ」は、この夏ぜひ取り入れたいアイテムの一つ。ウエストゴムやウエストリボンも抜け感たっぷりのアクセントとして効かせるのが、おしゃれ上級者のテクニックです。
夏の太陽に映える鮮やかカラーやちょっぴり派手めの総柄パンツで着映えを狙うのも◎。シンプルなカットソーに合わせるだけでコーデが完成するのも嬉しいポイントです。
#08
今どきな媚びない花柄はトレンドのグリーンカラーを主役に

一点投入で着映えが狙える花柄プリントのイージーパンツは、トレンド感たっぷりの鮮やかグリーンをチョイス。シアーなオーバーシャツをルーズに羽織って、大人のリラックスムードを演出しましょう。
シャツと同色のインナーで一体感を出し、足元はヌーディーなベージュサンダルで馴染ませるのがこなれ感アップのポイントです。シャツ1枚で着るなら、タックインしてブラウジングすると表情豊かな仕上がりに。
#09
チアフルなイエローワイドパンツのTシャツコーデ

明るいイエローカラーのワイドイージーパンツが存在感たっぷりのシンプルカジュアル。ラフなTシャツを合わせたリラックスコーデながら、カラーコントラストを効かせることでおしゃれ指数の高い仕上がりに。
イエローは意外とどんなカラーにも合わせやすいので、日常から浮きすぎることなくフレッシュな印象をプラスするのにぴったり。ベージュやカーキなど落ち着いた色との相性も抜群なので、1枚持っているとコーデの幅がグッと広がりますよ。
#10
インパクト抜群の総柄イージーパンツで夏コーデにスパイスを

シンプルコーデが増える夏は、1枚で着映えが狙える総柄パンツが大活躍。気負いなく着られるゆるっとした黒カットソーを合わせれば、大胆なプリントでも悪目立ちする心配がありません。
パンツの裾からのぞく足元は、ラフなフラットサンダルやトングサンダルを選ぶと小粋な印象にまとまります。シンプルなまとめ髪でさらりと着こなして。
#11
ホワイト~ベージュのグラデーションでエアリーに

まとうだけでシーズンムードが高まるリネンイージーパンツに同系色のカットソーを合わせたワントーンコーデには、エアリーなシアーシャツを羽織って儚げなグラデーションを作ります。ラフなスタイリングでも、白×ベージュの組み合わせがふんわりとした女性らしさを引き寄せることができますよ。
足元は白orベージュのサンダルで統一感を持たせるのもいいですが、黒スニーカーではずしを効かせつつ引き締め効果を狙っても◎。
スカンツコーデ 2選
ワイドパンツ なのにまるでスカートのように見えるのが「スカンツ」。ボリューム感のあるシルエットなので、何も考えずにコーディネートすると野暮ったさが出てしまう恐れもあるので注意が必要です。
トップスをインするなど、メリハリのあるシルエットを意識するのがバランス良く着こなすコツ。
#12
オレンジカラーでつくる大人のリラックスコーデ

サラッとした素材感のスカンツは、大人のリラックスコーデを作るのに最適なアイテム。涼しげなフレンチスリーブのプルオーバーを合わせれば、ほどよく力の抜けたデイリーコーデに着地します。
フロントを軽くインしてウエストリボンをのぞかせると、また違った表情に。シューレースに遊び心を効かせた白スニーカーを合わせ、クリーン&ポップなアクセントを効かせても〇。
#13
ボーダーのTシャツ×スカンツでつくるフェミニンなマリンコーデ

定番アイテムながら今シーズン注目度が高まっているボーダーのTシャツにスカンツを組み合わせたマリンコーデ。
ボリューム感のあるスカンツは、タックインするとキュッと締まったウエストが強調されてスタイルUP効果が高いのが特徴。インスタイルでメリハリを効かせるのが正解です。コンパクトなトップスを合わせても、ゆったりシルエットのトップスをふんわりブラウジングさせても、どちらもスタイル良く見せてくれます。
スカーチョコーデ2選
「スカーチョ」も、スカンツ同様ボリューム感の出やすいアイテムです。スカンツよりも着丈が短いので、足元に軽さを出しやすいのが特徴。
トップスをコンパクトにまとめ、ウエストを見せるのがスタイルUPのポイントです。ミモレ丈のスカートを着こなすイメージでコーデを作るとうまくいきますよ。
#14
アロハシャツをウエストでキュッと結んでコンパクトに

シーズンムードをググっと盛り上げてくれるアロハシャツ。涼しげな素材感のスカーチョを相棒に選べば、個性的な柄シャツコーデに女性らしいエッセンスをプラスできます。
オーバーサイズのアロハシャツはウエストでキュッと結んで丈感を調節することで、スカーチョのシルエットを活かすことができますよ。ウエスト位置も高く見えて一石二鳥。
#15
タック入りスカーチョは細ベルトでスタイルUP

タック入りのジョーゼットスカーチョは、パンツのアクティブ感とスカートのフェミニンさのいいところをギュッと詰め込んだ欲張りアイテムです。
ミニマルなシルエットのシンプルTシャツを、すっきりとウエストインすることでコーデにメリハリが生まれてスタイルUP効果抜群。さらにヘアをコンパクトにまとめて全体をAラインシルエットに仕上げましょう。足元は、存在感たっぷりのトレンドスニーカーで旬ムードを引き寄せて。
ワイドシルエットのサロペットコーデ2選
ゆったりシルエットの「サロペットパンツ」は、1枚でこなれたリラックスコーデが作れる頼れるアイテムです。シンプルなトップスを合わせるだけでスタイルが完成する手軽さも魅力の一つ。
シンプルなコーデだからこそ、色合わせやシルエットにこだわることでコーデの完成度を高めることができます。女性らしさをアピールしたい時はトップスをコンパクトにまとめてあげると、ゆったりとしたサロペットとの対比で華奢見えが叶いますよ。
#16
アースカラーでまとめたリゾート風コーデ

どんな色にも合わせやすいカーキカラーのサスペンダー付きワイドパンツ。トップスにブラウンカラーのシンプルなTシャツをチョイスして全体をアースカラーでまとめれば、リゾート風の大人カジュアルコーデが完成します。
トップスにあえて近いトーンの色を持ってくることで、パンツのリネンライクな質感がグッと惹き立ちます。カゴバッグやメッシュバッグなど、リゾート感を盛り上げる天然素材の小物が好相性。
#17
モノトーンでまとめたフレンチシックな夏のリラックスコーデ

キャミワンピ見えのワイドサロペットパンツは、夏のリラックスコーデに最適。楽ちんコーデだからこそ、潔く白黒でまとめてフレンチシックなエッセンスをプラスしてみては?
白×黒ボーダーのTシャツは、白の分量が多めのものをチョイスすることで顔まわりを明るく演出。足元は白ソックスにフラットパンプスやバレエシューズをマッチングさせ、大人の可愛げムードを引き寄せて。ちょっぴり物足りなさを感じる時は、ビビッドカラーのミニバッグでアクセントを加えても素敵です。
ワイドパンツでこなれムードたっぷりの夏コーデを楽しもう
すっかり定番ボトムスとして定着した感のあるワイドパンツ。普段何気なく合わせているアイテムでも、全体のシルエットや足元、合わせるトップスの着こなし方などにこだわるだけで見違えるほどおしゃれなスタイルにランクアップすることができます。
ワイドパンツは下半身全体をカバーできるというメリットがある反面、重心が下がってしまいがち。ショート丈トップスとの組み合わせやタックインでウエストラインを出してあげると、脚長効果も得られてスタイル良く着こなせますよ。
今シーズンらしいコーデを作るなら、リラクシーなイージーパンツや、コーデのスパイスに最適な総柄パンツをゲットするのがおすすめ。
最旬のワイドパンツコーデで、エフォートレスな夏ファッションを楽しんでみてくださいね。
luvsmilife
セレクトショップ販売員などを経験し、近年はさまざまなWEBコンテンツでスタイリスト・ファッションライターとして活動中。
少しでも多くのみなさんにファッションの楽しさをお伝えできれば幸いです。